新人看護師のあるあるは、職場や看護師の仕事に不慣れなため、感情のコントロールが効かず仕事にも支障がでてしまうパターンが多いことだ。
新人看護師は、看護の仕事を学習し、いろいろな指導を受けてはきたが、実際に現場で、てきぱきとこなすことができず、困惑してしまう。採血をしたり、衛生のためのケアをしたり、食事を介助するなど、現場で身に付けなければいけない技術が沢山あるので、なかなか急には身に付かず、苦労する新人看護師が多い。頭で覚えた知識や手順を覚えてはいても、現場では、様々な患者がやって来るので、ケアも人それぞれ違っており、臨機応変に対応するには、経験を積まなければいけない。このように実践について行くためには、マニュアルを再度確認し、自分の中でイメージトレーニングを重ね、さらに現場で実践を積むことの繰り返しを続けることによって可能になる。
また、先輩から指摘されてミスに気付くが、新人の場合はミス自体にショックを受け、心が動揺してまたミスを誘発してしまうことがある。自分なりの振り返りをきちんと行い、同じミスを繰り返さないための確認をしっかりとやらなければいけない。
また、新人看護師が1番不慣れなものは、看取りである。実際に看取りに直面した時に、新人看護師は大きな衝撃を受ける場合が多い。感情的な悲しみに囚われ、仕事が進まなくなる新人看護師もいる。感情に流されるのではなく、心の切り替えを早くし、看護師のケアを待っている他の患者のために冷静な判断ができるように経験を積んで行かなければならない。